ダーリン・イン・ザ・フランキス考察2
続き。
第1話のフランクス博士の台詞「霧が出て来たな」も、叫竜が水神・海神としての竜ならば、水蒸気を出している可能性も無くはない。
・叫竜の外見から考察する「叫竜=工業製品説」
第4話「フラップ・フラップ」 より ©ダーリン・イン・ザ・フランキス製作委員会
これはトンネル工事用の「シールドマシン」のようにも見える。
第6話「ダーリン・イン・ザ・フランクス」 より ©ダーリン・イン・ザ・フランキス製作委員会
こっちは地面を固める「締固め用機械」のように見える。
というのも、モホロビチッチ不連続面、コンラッド不連続面、グーテンベルク不連続面という地震に関する用語が名前になっているからだ。偶然ではあるまい。
この事から、叫竜は本来マグマ燃料を採掘するために開発された工業製品ではないか、というのが私の考えである。第6話にもハチの台詞で「自律的に移動している事から叫竜であると断定し、これを目標βと仮称する」とある。
生物に対してわざわざ「自律的に移動」なんて言葉を使うだろうか、と率直に思った次第である。それに生物にしてはやけに変形するなと、どんな進化を辿ったらああなるのだろうという素朴な疑問もある。
あと奇しくも、βとは配列的に二番目にくる。002というわけだ、二本の角も付いてるし。
と、ここまで考えて別の可能性も浮上してくる。
これである。
第1話「独りとヒトリ」 より ©ダーリン・イン・ザ・フランキス製作委員会
青は叫竜の「青」として、「黄」はマグマ燃料を狙う事からそうであろうと分かる。が、もう一つの仮説もある。
第5話「キミの棘、ボクのしるし」 より ©ダーリン・イン・ザ・フランキス製作委員会
「黄血球」という名前だが、無論あり得ない物体である。赤血球でもなければ、血が青く見えるヘモシアニンとも形状が異なる。が、フランクスの機体名を思い出してほしい。ストレリチアとは、ゴクラクチョウカ属という植物の種類である。そして、パラサイトは雄式(ステイメン)、雌式(ピスティル)である。おしべ、めしべだ。
そう、これである。
様々な花粉の電子顕微鏡像
ダリフラの不快感としてSEXを連想させるから、なる意見を目にする事がある。だがそう考えれば尚の事、受粉とは植物による生殖行為、それと重なって見えても的外れではなかろう。
次に続く。